第2回:「筆頭米国分類優先年ベース集計を用いて企業の動向を把握する」


 今回は、筆頭米国分離という分類項目を用いて、いくつかの企業の技術開発の
特徴を浮彫りにしてみたいと思います。


 分類対象とする特許は、2001年に成立しているものです。それらを筆頭米国分類を縦軸に、技術がどこまで遡るかということを調べた年号を横軸に分類したデータを用いていきます。当社ではこれを筆頭米国分類優先年ベースというデータ名で呼んでいます。

 まず見ていこうと思っている企業は日本の代表的電機メーカーであるSONYです。
2001年成立分の米国特許の筆頭分類を見ていきたいと思います。
 いくつか目立つ部門があります。まず大きく目立つのは、米国分類の大分類345番のコンピュータグラフィックスプロセッシング関係がかなり多いです。
技術そのものも1990年頃に遡っています。それから当然だと思うのですが、米国分類348番、テレビというところも2001年に成立している特許が多くてしかもその技術起源が90年前後まで遡ってあります。ピークは、技術起源97年頃のものが2001年に続々と成立しています。
 次に米国特許分類369番ダイナミックインフォメーションストレージと言われているもので、これは、磁気記憶装置関係が関係しています。
技術のピークは、1997年前後になります。技術そのものは、1980年頃まで遡った特許が2001年に成立しています。

 次にインテルについて見て行きたいと思います。インテルの筆頭米国分類の大分類をざっと見ていきますと、最も多いのは、712番、711番、713番あたりにあるコンピュータアーキテクチャー及び、それ用のメモリー関係のものです。だいたい技術的には93年頃まで遡ったものが2001年に成立しています。

 次に韓国の代表的なエレクトロニクスメーカであるサムソンについて見て行きたいと思います。サムソンの場合、最も目立つものは、438番、半導体デバイス製造のところが圧倒的に際立って多いです。これは当然、予測できることです。それ以外に、どういうものが目だった動きをしているものがあるかを見ていくと、サムソンがどういうところを目指しているか、ということが浮彫りにできます。それを独断と偏見が入りますが拾って行きたいと思います。
まず、96年くらいに技術の起源を持っているもので、2001年に着々続々と成立している分野として455番テレコミニュケーションがあります。
続いて382番イメージアナリシス画像解析、これは非常に件数が少ないのですが技術起源が90年前後まで遡ったものがポツポツと成立しています。
これは特許発掘を行っている可能性があると思います。後、375番パルスまたはデジタルコミニュケーションという分野も97年に技術起源を持つものがかなりまとまって成立しています。その他、コンピュータグラフィックス関係も97年頃に技術起源を持つものがかなり成立しています。

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  探検隊長より

今回は、ちょっと短いですが、この程度にさせていただきたいと思います。このデータは、当社のホームページで無料でご覧いただけるものです。ぜひご活用いただければ幸いです。
 尚、一部の発明者別分類集計の部分は有料アクセス権が必要になっています。
 データを件数が多いところではなく裾の部分を見て行くことで、その
企業がどこに向かおうとしているのかが分析できると考えています。
もし、更に詳しいご解析をご要望でしたらお問い合わせをお願います。


ご感想、ご要望などありましたら、
"T.Yamada" <toyamada@cerbonics.com>まで、いただけましたら幸いです。