第31回:「スペルミス」
今回は、スペルミスに関する話題です。
米国特許を見ていると、往々にしてスペルミスにぶつかります。
たとえばIBMはInternatinal Business Machinesと最後にsが入ります。
ところが、Internatinal Business Machineとsがない特許が多くはないのですが存在します。
正しいスペルで検索すると
AN/"International Business Machines": 31953 patents.
と出てきますが、最後のsを忘れると
AN/"International Business Machine": 133 patents.
とやっぱり出てきます。
さらに、Internationalのoを忘れても
AN/"Internatinal Business Machines": 9 patents
と出てきます。
別の例を見てみます。
AN/Canon: 25586 patents
ですが、nがダブった
AN/Cannon: 142 patents.もこれだけ存在します。
日本の特許庁のように、出願人番号をつけてくれよーと言いたくなります。
企業名でなくてもスペルミスがあります。
ABST/semiconductor: 70858
ABST/semiconducter: 7 patents
とスペルチェックをかければ引っかかるだろうものまで存在します。
フリーキーワード検索の場合、このスペルミスを考慮して、特許調査を行うことはほとんど不可能です。(通常は、フリーキーワードで検索して、そこから特許分類を探して、それで再度検索するということを行います。)
ところで、特許は欲しいが、特許を所有していることを隠したいなどと思うことがあります。「企業名をスペルミスすれば隠せるかな?」と怪しい想像をしたりします。(注:先ほどのIBM、CANONの場合は当然、単純ミスです。)
(わざとやれば、日本では、「xx不実記載」という犯罪になると思われます。)
(免責:無断転載をお断りします。会社内、知人間でのご転送は当社の宣伝にもなりますので、ご自由に行っていただいて構いません。)
探検隊長より
ノイズと漏れのバランス。それは、特許調査の永遠のテーマです。
目的に応じて、そのさじ加減を調整する以外にありません。
先行技術を発見する際には、漏れがないことを重視して、
マーケティングなどの傾向をみるためには、ノイズが少ないことを重視します。
それらのいずれにおいても役にたつのが米国分類の活用です。
米国特許では、米国分類から対応表によって国際分類が設定されており、
米国分類の方が精度が高いとよく言われます。ところが、その米国分類は、なか
なかわかりにくい。米国特許庁に解説データがありますが、読み解くのは至難の
技です。また、しばしば改定されます。そこで、よほど米国分類が明らかなもの
でないかぎり、2段階で調査をします。1回目は、フリーキーワードや、わかっ
ている米国分類で検索し、その結果を見て、追加すべき米国分類を決定します。
この第1段階の調査で当社のWEBコンテンツの米国分類別集計が非常に役に立
ちます。たとえば、DRAMについて調べたかったら、Samsung2001を見ます。
必ずDRAM関連の米国分類を複数発見できます。当社でも、受託調査の場合は、当
社のWEBコンテンツを米国分類を発見するために活用しています。場合によって
は、受託内容に関連したWEBコンテンツを作成します。
ご感想、ご要望などありましたら、
"T.Yamada" <toyamada@cerbonics.com>まで、いただけましたら幸いです。