第35回:「MIT米国特許」


今回の探検テーマはあのMIT(Massachusetts Institute of Technology)の
米国特許過去20年です。約2000件の特許があります。http://web.mit.edu/


 まず、権利者別分類を見てみました。
当初、企業との共同特許がバンバンあるのかと思っていたのですが、あまり目立たず、MITの単独特許が多いようです。

 医療機関との共有特許もあります。
Children's Medical Center Corporationとの例を上げると
Number(Issue):6,095,148( August 1, 2000 )
Title:Neuronal stimulation using electrically conducting polymers
abstractには
In one embodiment, electrically conducting biocompatible polymers may
be used alone or in combination with a polymeric support for in vitro
nerve cell regeneration, or in vivo to aid in healing nervous tissue
defects.とあり、導電性のあるバイオコンパティブルポリマーを用いることによって、神経細胞の再生ができるという特許のようです。

 筆頭米国分類をみるともっとも多いのは435番で、DNA、たんぱく質関連の特許が多いようです。

 半導体関連を見ていきます。
メモリ365関連を見ると、
Three-transistor content addressable memory. や

Circuit technique for logic integrated DRAM with SIMD architecture and a
method for controlling low-power, high-speed and highly reliable
operation.があります。こちらの方はNECとの共有特許です。

 続いて、半導体製造プロセス関連438を見ます。
Nanoparticle-based electrical, chemical, and mechanical structures and
methods of making same.が目を引きます。パターン形成がプリントするように
できる特許と思われます。

 超伝導関連505も目を引きます。酸化物系の超伝導物質が多いようです。

 発明者別集計を見ていきます。
発明人口は1980年以降、約2500人です。
特許件数が100を超える人にLanger;RobertS.氏があります。バイオ関連特許が多いようです。
MITのWEBで検索してみました。
department: Biological Eng
title: Germeshausen Professor, Chemical & Biomedical Engr
ということで生化学関連の先生です。
先生を紹介するページもありました。
http://web.mit.edu/cheme/langerlab/langer.html
そのページによると未成立も含めると、約500件の特許(特許出願)があるそ
うです。
Dr. Langer's patents have been licensed or sublicensed to over 100
pharmaceutical, chemical, biotechnology and medical device companies; a
number of these companies were launched on the basis of these patent
licenses. とあり、ライセンスという形での産学連携もばっちりのようです。
また、
He served as a member of the United States Food and Drug
Administration's SCIENCE Board, the FDA's highest advisory board, from
1995 -- 2002 and as its Chairman from 1999-2002.と政府関係のお仕事もされ
ているようです。また、数々の賞も受賞されているとのことです。

 筆者は生化学は門外漢なのですが、こういうふうに特許から「凄い人」を見つけると、感動ものです。
 筆頭発明者別集計でみると特許は10数件です。少ないのできっとかなりのスタッフを抱えられているに違いないとWEBをさらに見ると、
http://web.mit.edu/cheme/langerlab/labmembers.html
とビーチパーティーの写真がありました。総勢100人は写っているようです。
家族も写っているようですので、その半分がスタッフとしても、スタッフ数は数十人以上になります。

(免責:無断転載をお断りします。会社内、知人間でのご転送は当社の宣伝にもなりますので、ご自由に行っていただいて構いません。)


  探検隊長より

「大学米国特許シリーズ」を当社WEBコンテンツとしてスタートします。
その第1段がMITです。今後、いままでの調査で目にとまった大学をサーチして
いく予定です。お楽しみに。


ご感想、ご要望などありましたら、
"T.Yamada" <toyamada@cerbonics.com>まで、いただけましたら幸いです。